南国ファームより

昨年の9月に立ち上げました当社の南国ファーム。

それは南西諸島某所にあり、赤道を挟んでマダガスカルとほぼ同緯度に位置します。

 

夏の日差しは強烈ですが、日陰に入れば実はここ関西よりも断然涼しく、冬の気候も常夏、とまではいきませんが落葉樹の葉っぱが落葉せずに成長し続けるほどの温度ではあります。

トロピカルな雰囲気満載のその場所に、総面積500坪を用意し、ファームを設立しました。

実質現在稼働しているのはその数十分の一のスペース、あとはまだまだ時間をかけて開拓する必要のあるブッシュになっています。

現地では当社のスタッフを派遣し、住み込みで生体及びエサ昆虫の繁殖や現地の動植物の調査、本店である兵庫県宝塚市の店舗のサポートを行っています。

CANDLEと言えばカメレオン!!というイメージをお持ちのお客さまも多くいらっしゃいますので、やはりカメレオンのブリードをメインに進めていますが、やはり孵化までの日数が長いカメレオン、南国ファーム初のCB個体の誕生はもう少し先になりそうです。

 

 

そんな南国ファームから、またいくつか画像が届いていますのでご紹介させていただきます。

 

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まだまだ育成途中の個体も多いですが、エボシカメレオンはご覧の通り、いかにもヤングといった感じのメスたちがアダルトと呼べる風貌に変化をしてきました。

すでに数回産卵しているメスも数頭いますが、全頭のメスが産卵可能になれば、驚きの数が誕生することになると思います。

次の種親候補として、トランスルーセントパイボールドのエボシも導入しようかと考えています。

 

 

パンサーカメレオンたちは、数クラッチの卵は取っていますが、せっかく恵まれた環境で育成しているので、どうせならメスを確実に仕上げてから交配させるべく、あえて産卵を控えています。

こちらも販売している子の中で売れ残った子がいたら、ファームに種親候補として送り込み、少しずつですが種親を増やしていくつもりです。

 

正直言って偉そうにファームを語っておきながら、まだまだ生体に関しては全く結果を出せていませんので、今年中にはある程度方向性が垣間見えるよう、焦らず、しかし確実に育成していこうと思います。

 

 

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こちらは先日店頭にも到着しましたサキシマキノボリトカゲ。ファームにてのんびりと育成中です。

現地スタッフの時間をかけた観察により、性質や好適環境もかなりつかめてきました。近縁種のオキナワキノボリトカゲとは性質も性格も異なりますので、飼育の際にはしっかりとアドバイスさせていただきます。

 

 

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そしてCANDLEといえばシルクワーム、そのシルクワームの育成に使用している南国の桑の葉、その葉っぱを育んでいるのがご覧の通り、高さにして建物の3階くらいに相当するこの桑の木、南国の日差しと豊かな大地によってより濃い葉緑素を持つ葉をつけるのが特徴です。

全国の大変多くのお客さまにほぼ毎日お求めいただいておりますこの南国の桑の葉。そのリピーターさまの多さが、南国クオリティとお客さまのニーズが合致していることを示しています。

 

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もちろん他にも採取可能な桑の木を山ほど用意しています。

この恵まれた大地から、90リットルのごみ袋満タンの桑の葉が3袋ずつ、週二回のペースで店頭に届けられ、また、ファームより全国のお客さまのもとに出荷されています。

そろそろ内地の桑たちも新芽を出し始める季節、イベントなどでも桑の葉を目にする機会があるかも知れません。

そんなときは是非当店の桑の葉と、色の濃さを比べてみてください。その差は一目瞭然だと思います。

CANDLEでは南国ファームを維持している限り、一年中この桑の葉の出荷が可能です。「たかがエサのエサ、されどエサのエサ」です。個人的にも絶対にこだわっていきたい栄養素の部分でもありますので、これからも手を抜くことはありません。

 

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南国ファームではこのように桑の実も良く見かけますが、これを目当てに招かれざる(?)来客が姿を現します。

 

ヤエヤマオオコウモリです。

 

一見するとネコが空を飛んでいるかのようなこのコウモリは、ファーム内の実っている桑の実をはじめとするトロピカルフルーツを目当てによく姿を現します。

 

ファームスタッフ曰く「近づくとおしっこを漏らしながら逃げていく(笑)」ということで、なんとも憎めない奴です。

 

今日もファームでは、たくさんの自然や生き物との出会いがあり、毎日たくさんのエピソードが産まれています。

いつかイベントにもファームスタッフを呼んで現地の様子をお客さまに本人の口からお話してもらうのも面白いかと思っていますが、それはファーム産のカメレオンたちがわんさか産まれてからになりますので、もう少し先になりそうです。その前にご要望があれば、の話ですが(汗)

 

 

今日は改めて南国ファームをご紹介させていただきました。

 

 

 

 

 

 

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