東レプの興奮が冷めない中、店頭にはさらにヒートアップしそうな生体が到着しています。
まずはレッドルディス。今回は喉元に大変美しいブルーが発色している子もおり、いつものレッドルディスとはちょっと違うような雰囲気です。
体格もがっしりとしており、感じ的には南アフリカのドワーフカメレオンに似ていると思ったり思わなかったり…。近い将来、別種や亜種として細分化される可能性もあるかと思います。
今回ももちろん雌雄のご指定、ペアなど選び放題です。通気性をしっかりと確保してやり、今の季節でしたら夜間も無加温で大丈夫です。夏場の極端な高温に気を付けるのは他のカメレオンと同様、非常に活動的な種類ですので、コロコロ変わる体色とともに、悠々と歩く姿を観察してください。
そしてこちらも久々のデレマカメレオン。大小さまざまなサイズが選べます。
飼育についてはルディスと同様に通気性を確保するのが大切ですが、本種は湿度についてはあまり気にせず、カラッとしているくらいが調子が良いような気がします。
ルディスと違ってあまり活動的ではなく、ドリップを落としていてもそこまで行って飲まずに脱水になったりするという怠慢な性格の持ち主なので、霧吹でドバーっと環境ごと給水してやった方がいいかもしれません。
それ以外については角系のカメレオンの中でもかなり飼育しやすい部類に入り、ヤングサイズからの成長も早いです。個人的にブリードを狙っている種類なので、1ペアくらいは南国ファームに確保しちゃおうかと思っています。
画像がありませんが、そのほかに噂のトゲトゲカメレオン、モロクカメレオンの小さいサイズが到着しています。
本種もワーナーのような質感、ですがその容姿とは裏腹にかなり飼いやすく、極端な高温、脱水に気を付けていれば問題なく飼育できると思います。流通量が非常に少ないので目にする機会は少ないですが、流通が増えればもっと人気の出る種類だと思います。
そしてお次はカナヘビです。
パルマカナリアカナヘビ。
個人的にも気になっていた種類です。成体はブラック超のボディにブルーのスポットが入り、なんとも言えない渋い仕上がりになります。
噂によると(?)カナリアカナヘビの中でもハンドリングが容易が種類だそうで、このサイズから飼い込めば手乗りカナヘビになってくれるかもしれません。
そしてそして、一頭のみですが、カベカナヘビの王様、リルフォードカベカナヘビが到着しました。
艶消しのブラックの中に群青色とも表現すべき濃いブルーの斑紋が入り、腹部全体はそのブルーに染まります。
カナヘビのみならず爬虫類全体から見てもウルトラレアな種類で、当然ながら流通はほぼ無いに等しいです。
飼育についてはとんでもなく頑強で、多少の高温低温エサ切れ水切れも気にしません。冬にはガッツリ温度を下げて冬眠させることもでき、サイズも手ごろなので場所もエサ代もあまりかからないという、いいとこ尽くしのカナヘビです。
非常に活動的で、登れるような岩場を組んだレイアウトケージで飼育してやると、本種の魅力を余すところなく堪能できると思います。個人的にも喉から手が出るほど欲しい種類ですので、一定期間売れ残ったら問答無用でマイペットにします(笑)
それなりに高価な種類ではありますが、以前入荷した子たちを迎えてくださったお客さまも全員口を揃えて「本当に面白いカナヘビ」と太鼓判を頂いております。
是非ご家庭で小さな恐竜を観察してみてください。