想像してみてください。
スペイン領土の西地中海に浮かぶバレアレス諸島、その中の一つ、イビサ島はクラブミュージック発祥の地とも言われており、世界最大のクラブがあることでも知られています。
四方を真っ青な海で囲まれたこの島では、どこまでも広がる青い海とともに、世界一と言われているサンセットを見ることができます。
情熱に満ちた島とも言われており、クラブミュージックと絵にかいたような美しいサンセット、世界中の人々が集まり美しい自然と心地よい音楽に身をゆだねる場所では、世界一の夕日が落ちるとともに男女が恋に落ちるとも言われているロマンチックな場所。男女が魅力的な風景や音楽とともに惹かれ合う場所、それがバレアレス諸島のイビサ島です。
そんな人々を横目に生活する美しいトカゲ、イビサカベカナヘビ(Podarcis pityusensis)が今回の主役です。
世界中でここにしか生息していないこのカナヘビは、いくつかの亜種を持ち、国内では衝撃的なエレクトリックブルーの発色を見せるカメリアーナカベカナヘビが最もよく知られている亜種だと思います。
そのイビサ島の南に浮かぶ島、フォルメンテーラ。そこに生息する世界でもトップクラスの希少性を持つカナヘビ、フォルメンテーラカベカナヘビがCANDLEに堂々の到着です!!!
あまりにも美しいその体色はバレアレス諸島の美しい海をそのまま再現したようです。
数あるカベカナヘビでも特に頑強と言われているPodarcis pityusensisだけあって飼育は大変容易で、活動的なその性質も手伝って飼育者さまを心から楽しませてくれると思います。
さらに本種は他のカベカナヘビ同様に冬眠が可能なため、冬場の飼育コストがかからないという大きなメリットも兼ね備えています。
極地中の極地に生息する種だからこそなしえた進化、その頑強さは生息環境の過酷さを物語っています。
世界的に流通量は皆無に等しく、今後の入荷も望むことが出来ません。
しっかりとCB化を進めることが、本種を末永くみることができる唯一の方法でしょう。
そんな心配をよそに、到着した子たちは持ち前の頑強さと活発さで、エサを食べる子もいれば水を飲む子もおり、中にはちゃっかり交尾を済ましてしまう子まで出ている始末です(汗)さすが情熱の島出身と思わずにはいられません(笑)
当然ですが入荷数は大変少なく、カナヘビの中ではぶっ飛んでいるくらい高価ではあります。
その高価さを併せ持つに充分な素質のあるカナヘビであることは確信しており、運よく入荷後にご覧になったお客さまは見た目だけで価格との釣り合いに納得しておられました。
カベカナヘビの究極とも言える入手難易度と最高峰の美しさを合わせもつフォルメンテーラカベカナヘビ、購入するにはかなりの勇気がいるかと思いますが、最高峰の喜びを味わってみたい方はお問い合わせください。
同時に到着しましたのが漆黒のボディに濃い群青色の模様を持つカベカナヘビの王様、リルフォードカベカナヘビ(Podarcis lilfordi jordansi)です。
こちらも極々少数のみの入荷となっております。
まだ若いサイズですので若干模様が見え隠れしていますが、アダルトになったときの存在感は半端ではありません。
と言っても全長で25cmほどの種類ですので、ケージも小型でOKです。この点でも日本では大変飼いやすいと言えるでしょう。
極上のカベカナヘビの世界、是非のぞいてみてください。