本日もたくさんのお客さまがご来店され、カメレオンたちにくぎ付けになっておられました。
一時的に店内が大変混み合ってしまいましたが、一様にお目当ての子を見つけられたようで、嬉しい限りです。
今日は日中にイエロージャイアントの雌雄をご対面させてみましたが、オスはしっかりと頭を振ってメスにアピールし、タイミング良くご来店くださったお客さまは大変貴重なシーンがご覧いただけたかと思います。メス次第ではいつ交尾が成り立っても不思議ではありません。
さてさて、今日の入荷はタイトル通り、みんなが大好きな(?)カベカナヘビです。
しかも個人的に超一押しの種類が到着しております。
Twitterでフォローされている方でしたら、嫌というほど目にしているかと思いますが、クレンメリーカベカナヘビ(Podarcis siculus klemmeri )です。
イタリアの南部、プンタ・リコーザという半島の先にある本当に小さな小島、地図上ではよほどアップにしないと確認できないよう小島、本種は世界中でその島にしか生息していません。本当に貴重なカナヘビなのです。
その色彩は数多くの亜種を持つシクラカベカナヘビの中でも群を抜いて美しく、成長するとほぼ全身がマリンブルーに染まります。
こちらが成体の画像、マイペットで飼育している子です。
誰が見ても本当に美しい、そんなカナヘビです。
そして飼育は、やはりPodarcis属のカナヘビだけあって、大変強健、多少の環境変化にはビクともしません。もちろん冬はガッツリ冷やして冬眠もできちゃいます。
美しいカナヘビはカメリアーナやフォルメンテーラを初めとして、とにかく高価です。そんな中でも本種はこのカラーの割にはお求めやすい価格であると言えるでしょう。流通が少なく、入手困難なのが玉に傷です。
そしてもう一種到着しているのが、何気に当店に初入荷となりますバルカンカベカナヘビ(Podarcis tauricus ionicus )です。
一見するとシクラに似ていますが、成長するとわき腹のブラック調のハシゴ模様を残し、全身がエメラルドグリーンに染まるという大変美しいカナヘビです。
そのグラデーションはどこかミロスカベカナヘビ(Podarcis milensis)にも似ていて、じっくりと育てたくなります。
最近はカメレオンの話題が続きましたが、カナヘビにご興味を持たれているお客さまも、きっとご満足いただけるかと思います。
飼育ついてもご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。