Calumma parsonii

そうです、あのパーソンカメレオンです。

 

 

あくまでも個人的感想としてですが、今日はキングオブカメレオンの呼び声も高い、パーソンカメレオンの魅力に触れてみたいと思います。

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現在店頭ではオレンジアイ、イエローリップ、イエロージャイアントと三種類のパーソンカメレオンがご覧いただけます。

サイズもかわいいヤングからフルアダルトまでより取り見取りです。

ただでさえ入荷の少ないパーソンがこれだけ揃う光景はなかなか見られず、ご来店のお客さまの心をつかんで離しません。

 

 

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飼育の面では、気難しいという部分をよく耳にします。本当にそうでしょうか?

 

 

 

 

 

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少なくとも自分自身が感じているパーソンカメレオンの印象は『守るべきルールを守らないと難しい』カメレオンです。

そのポイントをしっかりと押さえておけば、ペットとして最高の部分をいくつも持ち合わせています。

 

 

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まずはその存在感。同サイズのパンサーと比べても明らかに大きく、どっしりとしています。腕や尻尾などの各パーツも太く、まるで別の生き物のようです。

 

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次にサイズ。長さだけ見てもこれだけのサイズになるカメレオンはそうそういません。それに上記のボリュームが加わるのですから、その大きさは圧倒的で、他種と比べようと言う気すら消えてしまうほどです。

 

 

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そして飼育書などにはあまり書かれていないことですが、本種は他のカメレオンと比べても圧倒的に頭が良いように思います。体が大きい分脳みそも大きいと言ってしまえばそれまでなのですが、彼らと触れ合っていると驚かされることがいくつもあります。

 

 

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一般的にカメレオンは空間の認識能力が高く、特にパーソンは狭いケージで飼育するとストレスとあっという間に拒食に陥ってしまう、と思われている方も多いでしょう。

ところが店頭では、到着後の糞のチェックなども含めて初期のころはかなり狭いケージで飼育していました。最初はうろうろとしているのですが、ケージのサイズと、脱出できないことが理解できると、枝の上に堂々と陣取り、自分のいるべきスペースをしっかりと把握していました。

 

 

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ケージの扉の開け閉めを見て覚えたのか、外に出たいときはケージに入り口にスタンバイし、飼い主が見えると外に出せとアピールしてきます。

一通り散歩して遊んだあとは、自ら狭いケージの中に帰っていくことも多く、

何度も驚かされました。

 

 

 

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さらに嬉しいことに、彼らは飼い主の顔をしっかりと覚えます。

いつも世話をしている人間の顔を覚えているようで、他の人が近づくと緊張している様子は良く目にします。人間を理解しているのではなく、個人をしっかりと判別していることは明確です。

そして心許した人間に至っては、ハンドリングやスキンシップもストレスに感じないようで、最初のころ見せていたストレスカラーもすぐに見せなくなりました。

エサの時間になると飼い主の顔を見るだけで、嬉しそうに口を半開きにして寄ってくるようになります。

 

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逆に他のカメレオン、特におなじパーソンが視界に入るのは極端に嫌がるようで(アダルト個体に限る)、あっという間に威嚇モードになってしまいます。

ベビー個体は複数飼育が問題ないことが多いのですが、中には気の強い子がいたり、逆に協調性の凄く良い子もいたりと、それぞれに性格があるのも本種の大きな特徴です。

 

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一説によると15年とも20年とも言われる長寿な本種、『ペット』というよりは『家族』という感覚での付き合いが良いかも知れません。

 

 

 

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その存在感、迫力、特徴、サイズ、そしてお値段も、何もかもがスーパー級のパーソンカメレオン。容易にお迎えできないことはわかります。しかしその先には、他の動物では味わえない独自の世界観、空間、時間が待っています。

数々の要因を乗り越え、お迎えできた暁には極上のパーソンワールドを存分に堪能してください。

 

 

 

そしてきっとこう思うはずです………彼らはカメレオンというより『森の人』なんだと……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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