パンサーカメレオン“Nosy Mitsio”

先日の入荷のご案内から怒涛のお問い合わせを頂いておりますパンサーカメレオン“ノシミチオ”。

そんなミチオたちを一目見たいとご来店のお客さまも大変多く、誰もがその存在感に溜息をもらしていました。

 

今回店頭に到着しました子たちは厳選した7ペアのみ。

もちろんメスも厳しい目で厳選しましたスペシャルな子たちばかりです。

2月12日現在で販売可能な残りは3ペアとなっており、高額ながらその人気の高さが伺えます。多くのお客さまが口にされるのが「本物のノシミチオを待っていました」ということです。

先日のブログでも少し触れましたが、海外でも少数ながらノシミチオ入荷の情報が実は昨年末からあったのです。中国やヨーロッパの流通状況をリサーチしてみると、オスは確かにノシミチオ(しかもなかなか良い)なのですが、メスがどんなにひいき目に見てもミチオじゃないような………と感じていました。

そんなおり、現地よりノシミチオ輸出可能の連絡が飛び込んできたのですが、前回もお話しました通り、確実なミチオをご提供すべく、輸入屋さんと相談の上、再度本物のノシミチオを採取しに行ってもらいました。

 

 

 

そもそもノシ・ミチオとはいったいどんなところで、どんなパンサーなのでしょう??

 

ノシミチオはマダガスカルの北西に位置する、大小40ほどの島々からなる諸島で、北西にはNosy ankareaという小さな島がありますが、こちらにもミチオにそっくりなパンサーが生息しています。

交通はあの有名なノシベからボートで5~6時間掛かってようやく到着する島です(そりゃあ現地シッパーも再度行くのを嫌がるはずです・汗)。

周りは美しい海に囲まれ、ダイビングスポットとしても注目されていますが、現地の人は「とある理由」から上陸するのを非常に嫌い、なかなか足を踏み入れません。

 

 

そして肝心なNosy Mitsio産のパンサーカメレオンの特徴です。

他の産地のパンサーカメレオンと一番の違いは、その変色能力かもしれません。

 

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このような通常カラーが

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このように変化します。

特筆すべきはそのスピード、ものの数秒で一気に変わってしまいます。

なので、本当にフル発色しているときの写真を撮影するのが難しく、フル発色時には瞼がレッド、あとは全身が蛍光イエローというとんでもないカラーになるのですが、その発色を目の当たりにできるのは飼い主様だけの特権かもしれません。

 

そしてその性質、前回の記事でも触れましたが、とにかく貪欲で食欲旺盛です。

これはNosy Mitsioという場所がいかに過酷でエサの少ない環境であるかを表しています。そんな環境ですから、時には共食いまでしてしまうような貪欲さがないと生き残っていけないのだと思います。

数十頭単位でを見比べてみると、他のローカリティよりも怪我をしている(尻尾がなくなっていたり時には手足がなかったり…)子の割合が高いような気がします。

 

そんな性質も、飼育面で言えば大きなメリットになります。

かつてCANDLEの血統としてミチオもブリードしていたのですが、その時にブリーダーさまとお話していたのが、「ミチオは親個体もそうだが、ベビーも非常に育てやすく、成長も早い」という点です。

世界的に輸入されてくる数が非常に限られており、正直言ってCANDLEでは前述の理由で(シッパーさんが若干怒っている・汗)、今年の末にNosy Mitsioを入荷できるかどうか、現段階ではお約束はできません。

 

もちろん当社の南国ファームでもブリードを進めていくつもりではありますが、次回の入荷が未定であるだけに、狙っている方には「本物の」のミチオを自信を思っておすすめしております。

 

まだお引き渡ししていない子も含めて店頭ではまだたくさんのミチオくんがいますので、目の保養に(笑)是非ご覧になってください。

 

 

 

 

 

 

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