タンザニア便輸入種ちょっとだけ紹介、とノシミチオ交配

先日よりチラつかせておりますタンザニア便のオリジナル便、「どんな種類がくるのか教えて!」というお問い合わせもチラホラと頂いております。

CANDLEでは毎回、しっかりと生体が手元に到着してから入荷種を発表するようにしています。現地便を触っていればわかることなのですが、「入っているはずが入っていない」や「今日来るはずが来週になった」なんてことは当たり前に起こり得るのが現地直便なので、下手に前情報を発表してお客さまを疲れさせてしまうと申し訳ないと思っているからです。

なので輸入前のご予約、前金もお受けしておりません。それだけ不安定な現地便を取り扱うのですから、しっかりと手元に届いたときの喜びもひとしおなのです。

 

ところが、次回のタンザニア便については、前回の輸入で相手のシッパーさんが本当にしっかりと管理、梱包してくださっていることがわかりましたので、ちょっとだけですが輸入が決定している種類を発表します。発送方法も素晴らしく、問屋さんや仲介業者さんを挟まないので、着状態も大変良く到着することが予想できます。

今のところ決定している輸入種の一部は以下の通りです。

メラーカメレオン

ジャクソンカメレオン(メルモンタヌス)

デレマカメレオン

ディレピスカメレオン

 

こちらが各7頭~40頭ずつです。

あとの種類も飛び上がるようなものばかりなのですが、ほんの少しだけ自分の中に「本当にアノ種がくるのか?」という不安もありますので、到着しましたらしっかりとご紹介させていただきますね。

メラーは前回も本当に素晴らしい状態で到着し、あっという間に完売してしまいました。今回はとても店頭に収まる数ではありませんので、南国ファームを使ってのびのびと管理するつもりです。

デレマは前回オーダーし忘れてしまったので、今回はしっかりと、しかも数量も余裕を持って輸入します。このままうまくいけば現地直送ならではの大特価でご紹介できると思いますのでご期待ください。

ディレピスは、当初60頭の予定でしたが、ちょっと多いので減らしてもらいました(汗)タンザニアからの個体群なので、フラップの小さいスタンダードなタイプが到着するはずです。

 

他の種類も本当に楽しみな種類ばかりです。

あとはヘビや昆虫などの輸入種がきまれば、いよいよ輸入の手続きに入ります。お楽しみに、と言いながら一番楽しみにしているのは自分自身です(笑)

 

 

 

話は変わってノシミチオです。

おかげさまで大変ご好評を頂き、残りが少なくなってきました。

メスたちも入荷当初よりもふっくらとしており、持ち腹のメスはそれらしく、そうでないメスは発情している子も出てきました。

 

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なので、以前もご紹介しましたこの子とのペアリングを本日行うべく、同居させてみました。

その結果………

 

 

 

 

 

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当然ですが非常にスムーズにペアリングに至りました。

その後はオスが狂暴化(?)したため、二度の交尾で終了です。

 

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その後のメスはご覧の体色、しっかりと交配が完了したようです。

 

もちろんこちらのメスも現段階では販売が可能です。

ブリード狙いの方には大変おススメかと思います。卵殻が形成され始めましたら販売を休止し、南国ファームにて産卵させる予定ですが、それまでは通常販売を行います。

交尾から産卵までは、シルクワーム多めの食事がおすすめです。

消化が良いので内臓に負担を掛けず、栄養面も申し分ありません。店内では現在三頭の交配済みメスと、複数頭の持ち腹メスを管理しておりますが、シルクワームをしっかりと与えることで体力をつけ、産卵に備えています。

 

 

現在ノシミチオの交尾確認済みメスは画像の一頭のみですので、飼い主様が決まり次第販売は終了です。持ち腹と思われるメスはまだ複数管理しておりますので、ご希望のお客さまはお気軽にお申し付けください。

もちろん、産卵から孵化、育成まで全力でサポートさせていただきます。

 

そういえば自分自身がカメレオンの繁殖を始めたのは今から15年以上も前の話、当時文献もなくすべてが手さぐり状態でした。世間ではエボシカメレオンが「ベイルドカメレオン」「イエメンカメレオン」として紹介されていたのを覚えています。

そんなときにカメレオンの育成、交尾から産卵、ハッチに至るまで、誰に聞いても「カメレオンなんてわからん」と言われたのを覚えています。そんなとき飼育アドバイスをもらえるようなお店があれば……と何度も思いました。

結局初めての繁殖で孵化したのはたったの10頭ほど、あとの卵は管理の方法がわからずにダメにしてしまいました。そこからも苦労の連続、孵化したてのカメレオンに与えられるほど小さなコオロギを売っているお店もなく、せっせと自分でコオロギを殖やしていたのを覚えています。そんな時に思ったのが「いつカメレオンが産まれても大丈夫なように、小さいコオロギがいつでも買えるお店があればいいのに…」でした。

そんなこんなで苦労を重ね、その時に産まれたベビーも大人になり、その子供まで誕生しました。そのころにはすっかりコオロギは自分で殖やすもの、という考えが根付いてしまっていました(笑)

 

 

ふと思い出した昔話ですが、今のCANDLEにはそんな時に感じた自分の思いや、こうあってほしいという願いをたくさん詰め込んでいるつもりです。「思い描く理想のショップ」には程遠く、まだまだ至らないところだらけで、自分としてはスタートラインに立っているかどうか…と思っていますが、これからも飼育者さまを全力で応援し、自分を含めて皆様が楽しく飼育しスキルアップできるお店を目指していきたいと思っています。ちょっと話が脱線してしまいましたが、これからも濃いお付き合いどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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